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漢方医学の基本思想 気血水論

漢方医学の基本思想 気血水論

「気」「血」「水」の3つが体の各器官や臓器に出入りし、活動や連携をとるという考え方です。

ここで注意しないといけないことがあります。

それはこれらすべてが物質ではなく概念であるということと、「気」と「水」の定義がこれまでのべたものと若干ちがうことです。

「気」は広義では生命力全体を高める、目に見えないものですが、気血水論では精神的分野に限定され、「血」と「水」の作用を強めたり、弱めたりするものと定義されます。陰陽では陽の性質です。 「血」は基本的に西洋医学の血液と同じです。体に栄養と潤いを与えます。陰陽では陰の性質です。 「水」は五行説の水ではありません。水分のことです。具体的には体内にある血液以外の水分のことで、リンパ液などです。陰陽では陰の性質です。混乱を避けるために、「津液」という呼び方をすることもあります。

健康を維持するには「気」が満ちて、「血」がきれいで、「水」の代謝がよいことが必要です。

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